恋三味線

ラカンさんの関西ことばがきけるということでみてみたのだけど、そちらの方より、伝統芸能もの、歌舞伎の舞台の三味線の方の物語として楽しめた。
GHQの命令でチャンバラものが作れない時代の作品なもので、アラカンさん演じる杵屋庄太郎が舞台にたてなくなって、生活のために流しの三味線弾きになっている姿が映画の外側とリンクして、胸に迫ってしまった。
1946年当時のあちこちの風景、多分東海道線の大垣らへん(窓の外は雪)、大阪駅尾道宇和島、大阪中座、そして勧進帳の舞台などが出てくるのも興味深かった。


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