舞妓はレディ

京都に住んでいる人間が部屋でみているとちょっとこそばいような、照れるような部分もあるのだけど、うまく「マイ・フェア・レディ」のパロディーの感じで京都のことを紹介している。(「京都の雨はおもに盆地に降る」って!)

一番感心したのは高嶋政宏。まじめなイメージがあったけれど、祇園で遊んでそうな人の感じがとてもよく出ていた。
周防監督は竹中直人が好きなのかな?男衆はもっと地味な人で、一転、あの歌を歌わせたらもっとおもしろかっただろうなあ。たとえば、「鴛鴦歌合戦」の志村喬みたいなテイスト?(戦前の志村さんは後年より軽いイメージという話も耳にするけれど)

マイ・フェア・レディ」の方で、わたしは最後の恋愛っぽい話があんまり好きではなかったのだけど、その件に関してはこちらの扱い方の方が良かった。

主人公が祖母が鹿児島、祖父が津軽出身で、鹿児島から津軽に引っ越したというような設定だったので東北タグもつけておく。

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