岡本太郎の東北

秋田、岩手、青森について岡本太郎氏が書いたものと撮った写真をあわせて再編集したもの。

以下ふむふむと思ったところ

秋田の項
秋田の風俗は「すきとおっていてほゝ笑ましい」のに、泥臭くして世に広めようとするのかという怒り

村の人が自分たちで作ったなまはげのお面の無邪気でおおらかで神秘的なところ(底抜け、ベラボーな魅力)がよいのに、専門家に任せてどこにでもある整った鬼の面に変わったりするのはよくないという主張

岩手の項
縄文的馬の文化に農耕的牛の文化が侵食していくという発想

青森の項
恐山の「いたこ」と、太郎が幼いころタンスからみつけた「ほうこ」という、小さな布団を丸めたような人形(目も口もない、しかし異様に生きている)との共通点


岡本太郎の東北

岡本太郎の東北