猫をネコかわいがりしているヒトがどうも苦手な木村衣有子さんが、猫本についてまとめたもの。
「愛別外猫雑記」の笙野頼子さんのの現実的で自分の足でたっていく視点、「ムーミン谷の彗星」における、ほの暗いけれど、暗部を描くことによってみえてくる希望、「のらネコ、町をゆく」を書いた獣医野澤延行さんの、管理でがちがちでない野良猫との接し方の提案など共感を覚えた。
安房直子さんの「猫の結婚式」も読んでみたい。前に安房さんの作品をNHK教育で紹介していて独特のフィルターを通したような世界にビッとくるものがあったので。
- 作者: 木村衣有子
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 2011/07/23
- メディア: 単行本
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