朝日新聞に載っていた著者の文章に惹かれて読んでみた。オタク的夜の世界が政治など昼の世界を変える可能性について。分析がクールでユニークだと思う。取り扱っていることが身近で大変読みやすい。ただ「売れている」ということと「趣味がいい」ということはまた違うような気がして、とっかかり、切り口、手段として「売れる方法」というのはいいと思うのだけど、少し違和感を感じる部分もある。でも全体に流れている心意気や語り口は気持ちよく、これからも意見に耳を傾けてみようかなという気になった。
- 作者: 宇野常寛
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2013/03/05
- メディア: 新書
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