子供の頃テレビで見て、えらく共感しアル・パチーノが大好きになったのだけど、何十年もの時を経てしっかりと観ると、やはりものすごく胸にせまる映画だ。脚本がしっかりしていて、細やかな描写の積み重ねがリアルで丁寧で、すばらしい。格差社会な背景で追いつめられ、それをマスコミは好きなように報道するだけ、群衆も無責任にあおったり・・とかなんかもうすごく現代にも通じることばかりでぐっとくるし、主人公の描き方が一面的でなくすごい。人質たち、共犯者、警察、すべてが血が通っている充実感。そしてそれを見事に演じ切る俳優の力。見事だ。
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- 発売日: 2000/04/21
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