マキノ雅弘氏は明治41年生まれ。上巻は誕生から子役時代、昭和14年の暮に御母堂が亡くなられるところまで。下巻はそこから昭和53年、テレビの仕事などもされているところまで。
すごい躍動感、男気。映画会社の興亡。遠慮なく出て来るぶっちゃけ話。フィルムに接することのできる下巻の方が自分のみた映画とちゃんとつながって自分には読みやすいのが、本当に残念。
事情も知らないでみていた映画のキャスティングなどこれを読んで腑に落ちたり、開眼したり。地元京都ならではの話題も新鮮。
何度見舞われるピンチを跳ね返すのは、とにかく技術力。
阪東妻三郎と山田五十鈴、身の処し方もかっこいいな・・
- 作者: マキノ雅弘
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