エドワード・ヤンの恋愛時代

新興企業を経営する女性モーリーは蓮舫に、ポストモダンは劇作家バーディーはみうらじゅんにみえてしまうほどごく身近なストーリーに感じられる。でもどこか日本との差異がある。アジアの都会ものをみたときのこの感じが私は好き。アジア旅行して、そこで働いている人の姿をみて、日本と同じような年齢の人がいろいろ考えたり悩んだりしながら生きて働いていることを実感しつつも、その舞台がかわるだけでこっちの気分もかわってちょっと観光客視点いれたらおもしろく受け取れるなーというような気持ちになるあの感じ。
あと楽しめたのが住まいのたたずまい。モーリーの義兄の作家の部屋だとかモーリーの婚約者のモダンな住まい、ミンミンの家などいろんな形の住まいからそこに生活している人のテイストが雄弁に語られていて私はこういう表現の仕方とっても好きだ。