戯夢人生

wikipedeiaによると

前作『悲情城市』を第2部、次作『好男好女』を第3部とする侯孝賢ホウ・シャオシェン)監督の台湾現代史3部作の第1部となる作品で、台湾が日本統治下にあった1895年から、1945年の日本敗戦による解放までの時代を背景に、侯孝賢映画の常連であり、また台湾の伝統芸能である人形芝居・布袋戯(台湾語でボテヒ、北京語でプータイシー)の国宝的名手でもある李天祿(リー・ティエンルー)の半生を、彼自身の回想を元に描いている。李天祿による語りが3分の1を占めており、セミドキュメンタリー映画とも言える作品。

とのこと。なんだかドキュメンタリーっぽい撮り方をしているなと思ってみていたけれど、語りのおじいさんはご本人だったんだ!アジア映画で戦時中の日本を扱っているものを見るときどういう描かれ方をしているかなと必ず緊張するのだけど、侯孝賢の映画では、「悲情城市」にしろこの映画にしろ日本統治の悪い影響も少し描いてはいるけれど、心に残る日本人とのつながりなども描かれていて、日本人にとって見やすい。侯孝賢の映画の世界は、劇的なことが起きてもおおげさに盛り上げず、流れる河のように人生の時が経ていくのを感じさせられる。あの空気が吸いたくなり次々みたくなる。

戯夢人生 [VHS]

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