娘が中学の文化祭で演じて、結末は知っていたのだけど、あのときは15分〜20分でまとめてあって、超ダイジェスト版って感じだったなあ。話のいきさつは知っていても、そこに至るまでの細かい描写が大事で、なんにも知らない状態で読んだ方が絶対よさそう。ビターなものをそのまま苦く描く、森さんの流儀で、力のある作品になっていて、中高生に読んでもらいたいし、最後のメッセージは、年齢に関係なくあてはまるものだと思う。よし、という気にさせられた。
- 作者: 森絵都
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2007/09/10
- メディア: 文庫
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