おこしやす

京都の老舗旅館、柊家で60年間仲居さんをつとめられた田口八重さんの手記。苦手だなと思った相手の対処方法は相手のよいところをみつけること、ということばはとても知恵があると思う。政治家、作家、俳優など世間的に露出の多い人々がたくさん泊まりに来られるわけだけど、その人に関する世の中の毀誉褒貶などにはとらわれず、自分の職務に徹してシンプルにお客さんが気持ちがいいようにと配慮する姿にはうたれるし、正しい生き方だなあと思う。さらりと書いてあるけれどいろいろなことをくぐりぬけてこられたんだなぁ。。それがいぶし銀のように。。と思うことも多々あった。

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