ベルリンの壁に関する物語で、ずっと緊張感がみなぎり、出てくる人も皆真摯。群像劇になっているのだけど、気持ちが一番わかったのは、愛する人の弱さを知ってしまった悲しみ。単純に悪と思うものに立ち向かって行けるならまだいい、一番ツラいのは精神の土台が揺らぐこと。。このストーリーが一番心に残った。あと印象的だったのはレジスタンスの闘士の妻。気品があって、感動。ドイツの映画をみていると、ターキッシュブルーのような色とかきれいな辛子色とか血のように美しい赤い色とかが心に残ることが多いのだけど、これもそうだった。テーマは重いけれど、見た感じがとてもきれいで、またストーリーも人をひきつけるようにきちんと作られた映画だ。
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