青春の夢いまいづこ

小津監督のサイレント作品って、本当に「モダン」を感じる。合間にはさまれるちょっとした絵なんかも味があってすてきだし、タイトルはシリアスでもこれも「落第はしたけれど」でもカフェの女の子と学生さんとのやりとりとか展開だとかなんかも青春もの、って感じでかわいらしい。これにも「淑女と髯」にもモダンガアルというか、ちょっとすれた感じの女の人がでてきたりするけれど、それもなんか外国映画のようでかっこいい。小津監督の無声映画に漂っている空気いいなぁ・・「生れてはみたけれど」はもちろん、「東京の合唱」なんかも大好き。