たそがれ清兵衛

sumiちゃんがボードに「たそがれ清兵衛」の感想を。

山田洋次監督の「たそがれ清兵衛」を観て来ました。
山田監督のこと、苦手だったけど、この映画はとてもイイです!
はじめて撮った時代劇だそうですが、時代劇嫌いの私にも、日本の昔の家屋とか、食事するときの習慣とか、武士の家族の暮らしぶりなんかが、すっと自然に入ってきました。
おすぎの受け売りみたいになってしまうけど、なんといってもこの映画の中で、素晴らしいのは、宮沢りえです。
三年ほど前から、「きれいになったなぁ」ってずっと思ってたけど、今回は、キレイの上に情感というか、人生のいろんなことを知った大人のしっかりした女性をちょっとだけ哀しみを込めて、演じてたし、とにかく姿かたち、たたずまい、着物の着方、すべてが女性の私が見てもぼーってするくらい美しかった。
彼女を観るだけでも、この映画を観る価値はあります。
実生活でも、彼女はいろいろあったみたいだけど、人間って、そういう、自分ではどうにもならないような出来事を経て、顔とか、すべてに、人間としての深みとか、別の意味での美しさが備わっていくものなのかなぁ、と思いました。だって、「サンタフェ」の頃の若い時より、ずーーーっと宮沢りえは素敵だったから。

たそがれ清兵衛 [DVD]

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