2005-12-18から1日間の記事一覧

ハリー・ポッターと炎のゴブレット

今度のハリー・ポッターは初のイギリス人監督だそうで、ちょうどそのマイク・ニューウェルという人は、このあいだ「イギリスっぽさがよくでている」という評判をきいて観た「フォー・ウェディング」の監督でもあると知り納得した。パーティシーンの優美さが共通…

銀座化粧

「おかあさん」や「流れる」に出てくるような優しい雰囲気の田中絹代が好きなので、これはちょっとキツさがしんどい気もしたのだけど、役柄から考えればリアリティのある表現だったように思われる。 成瀬監督の映画によくはさみこまれる大道芸人などのちょっとし…

ルビー&カンタン

「奇人たちの晩餐会」「メルシィ!人生」の監督作品ということで大いに期待しすぎてみたせいで、あの2作にくらべるとパワーダウンしている(おお!と思う部分が少ない)ように思えた。もともとフランス流のすごくさりげないくすくす笑いの世界の人だと思うのだ…

ベンゴ

トニー・ガトリフ監督の映画って「映像詩」という感じのするものが多い。この「ベンゴ」も解説の部分が少なくて、フラメンコの踊りや唄がメインでそういう色彩が強かった。主人公を演じたアントニオ・カナーレスという人は世界最高のフラメンコダンサーというこ…

パッチギ

1963年生まれの自分の幼かった頃の京都の空気がこの映画にはあふれている。ちょっとしたせりふのはしばし、町の雰囲気などがよくわかる感じ。井筒監督のシャイで、やんちゃだけど、ホットなところがうまく映画表現に活かされている映画。シビアなところ…