1963年生まれの自分の幼かった頃の京都の空気がこの映画にはあふれている。ちょっとしたせりふのはしばし、町の雰囲気などがよくわかる感じ。
井筒監督のシャイで、やんちゃだけど、ホットなところがうまく映画表現に活かされている映画。シビアなところはシビアに描いて、甘ったるい啓蒙映画とは一線を画しているし、着地点も、自分が考えていた感じをいい意味で裏切ってくれて、さすが井筒監督、骨のある良い作品をつくるなぁと思った。
若手の人たちが監督に鍛えられたという話をよくしていたのだけど、ほんとに若手の、あのかっこよかったり、愛嬌があったりの存在感がすばらしかった。
- 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
- 発売日: 2007/04/25
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