小説吉田学校

戦後の政治の世界の人物相関図を知る足がかりにはなりそう。きら星のように登場する昭和の政治家たち。
若山富三郎演じる三木武吉という人物の迫力。これが一番心に残る。
若き田中角栄西郷輝彦が演じていたがこれまた雰囲気が出ていた。
森繁久彌演じる吉田茂麻生太郎財務大臣の姿が頭の中にちらついてしまう。ひょっとしてそれだけ実物と似ていたということだろうか・・
吉田配下の佐藤栄作竹脇無我が演じているが、「だいこんの花」など森繁久彌のおやじに振り回されるドラマを楽しんできた自分はにんまりした。
ラストのテーマソングみたいなのは80年代の映画によくある悪い癖のように感じた。

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