ジョイスの「ダブリン市民」の中の「死せる人々」という作品からかなり忠実に作られたといわれているこの映画、ダブリンのある家庭で親戚一同が集まるクリスマスの情景を描いているのだけど、普段私はこういう時代がかった感じとか階級めいた話とかとっつきにくくてあまり好きじゃないのに、それがこの映画みたいに丁寧に描かれていたらとってもはまる。おそろしく静かで良質。音楽もすばらしい。みたあとの充足感とすごい余韻。時をおいてまたみたくなる。
みたあと、淀川さんとおすぎさんがこの映画について語っている「おしゃべりな映画館 2」を読んですごく共感。
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