ラースと、その彼女

amazonの検索をかけたら「空気人形」とこの映画が並んでいる・・確かに同じリアルドールを扱ったものだけど、扱いはえらく違って・・
最初の、世界と距離を感じているラースのありさまにはすごく共感して、もうただごとじゃない感じで見守った。だんだんと心理学の本に出てくるような話になってきて、観客としてながめるようになってきたが・・周りの人の対応は田舎町で教会という精神的な支柱があるせいか驚くほどのものだった。
こうなったらイヤだなあと思うような陳腐なタイミングの合わせ方とかなかったのとか、登場人物それぞれが脇役でなくてどういう人生を生きてきた人かかなり丁寧に描かれているのがなかなか思慮深く好ましい。