いじめるな!

このところ続けて読んでいた香山リカがらみの本の中ではとりあえず理論も出てきて一番読み応えがあった。辛淑玉のパートに書いてあった丸山眞男のいっている「権力に対する盲目的服従」という気分が、権威なんて・・と普段思っている自分にあることに気付き、ひやっとした。
しかし最後は二人でしゃべってどんどんテンションあげていく、みたいな感じで、これもだめ、あれもだめ、みたいな話が気のあう仲間同士でどんどんオーバーヒートしていってるみたいなノリになってきて、もやっとした自分は怒られている代表みたいな気分で、「そんなにいわれてもそうなってしまう国民性を踏まえて解決策に至りたいな〜」と言い訳っぽい感情を持ってしまった。いってることはいいヤツたち、って感じなんだけど、なんだか圧倒されそうで、きっと面と向かったら十分に自分が考えていることを伝えられなさそうだな〜なんて思った。(ま、私は誰に対してもそうなんだけど・・)