ロミュアルドとジュリエット

「女はみんな生きている」*1で好きになったコリーヌ・セロー監督作品。
5人の子持ちの黒人の掃除婦のジュリエットと青年実業家ロミュアルドの出会いの話なんだけど、時々デリカシーのない映画で見受けられるお金持ちと出会ってチャンス!みたいな話では決してないところに大変好感が持てる。コリーヌ・セローは、女の苦労を重苦しくなくごくごく茶飲み話的に描くのがとてもうまいが、気は利かないもののなんとも愛おしい男性も同時に表現していて、生ぬるくないけれどあったまるこのさじ加減がいいなあ。

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