山猫

息のあるうちにみておきたい映画消化月間を最近ずっと開催中の私。普段時代がかった衣装が出てきただけでテンションがさがったりするんだけど、さすがヴィスコンティの作品！そんな私をも退屈させない。以前BSで録画した完全復元版というものだったはずなのだけど、時々人物の並び方がさっきのシーンと違ったり、音楽がその小節が終わってないのにバンと大胆に切れたり。。ちょっとびっくりするような編集の部分もあった。あれはいったい？しかし、そんなのが気にならない、そしてそんなことを気にするのがはずかしいような作品のもつ迫力！一場面一場面が重厚な名画をみているような完成された画面。みんながほめるだけのことはある。貴族趣味っていうものにはなんかなじめないものを感じがちな自分だけど、バート・ランカスター演じる貴族の生き方はとても理解できた。小沢一郎がなにかのときこの映画のことを言及していたのもこれをみるきっかけになったのだけど、どうも調べてみると小沢氏の好きな映画でしょっちゅう言及している模様。。

☆2002/11/20　掲示板に書いてもらったしまにゃんさんの山猫の話

ヒロインのクラウデイア・カルディナーレさんはソレまで私が好きだった女優のタイプと正反対で口が大きくてセクシイで、一歩間違うと下品になりそうなギリギり、でもすごく魅力的だった。
なんだか頭上からたらいがご～～～～んと落ちてきたくらいの衝撃をうけました（笑）

山猫 イタリア語・完全復元版 [DVD]