ウェス・アンダーソンの映画は「天才マックスの世界」と「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」*1をみたのだけど、両方テーマが似ていて、今回の「ライフ〜」もあらすじをみた感じでは舞台設定はともかく、主題が前者二つにすごく似ているので、あまり期待しないでみにいった。感想も予想を裏切るという感じではなかった。
これが監督の手法だと思うのだけど、いつも「大人も楽しめる絵本」みたいな体裁になっている画面はきれいだし、どれも整っているようにみえる世の中にぱっくり開く現実、みたいなシリアスな話でもあるのだけど、いつもあまり胸にせまってこない。軽い感じで表面的に味わってしまうだけで終わってしまう。大げさなハリウッドメジャー映画よりはいいが、なんかもうあと一歩わたしに迫ってほしい!という気分になってしまう。それは「男の子と父」が主題になりがちだからだろうか。。
とてもすてきなせりふもあるし、考え方もきらいじゃないのだけど。。
不完全燃焼には終わるものの、どっか気になって新作はみたくなるウェス・アンダーソン作品。ダールのフルアニメーション作品も撮るらしくこれも興味あるなぁ。。
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