「週刊ブックレビュー」でこの本の紹介があり俄然興味を持った。カフカが自分と接点のある人だなんて今まで思ったことなかったのだけど、家業の手伝いで悩んでみたり、家のひとからの期待に添えない苦悩があったり、ただもうシュールさがおもしろいと思えた作品もどうやら現実の理解可能な苦悩からうみだされているらしいことをこの本によって知ることができ、カフカへの関心、親近感が高まった。ほんと、ひとごととはとても思えないこっちにリアルに伝わる苦悩ぶりが描かれていてほほえましいやら元気づけられるやらだった。
- 作者: 池内紀
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2004/08/18
- メディア: 新書
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