どつかれてアンダルシア

このあいだわたしの敬愛する染太郎さんがおなくりになった。はじめは兄弟ふたりとも曲芸してたけどああいう形におちついた。。その時までの葛藤とか結構おふたりとも芸に厳しくて、楽屋で激しいやりとりがあったこととかきくと、突拍子もない思いつきだけどスペイン映画「どつかれてアンダルシア」を思い出した。
あれ、スペインって感じで、ちょっとお作法が日本とちがうし、はげしすぎるけど、なんかはげしさの中のなんともいえないコンビへの気持ちとかちょっとだけ 染太郎さんのはなしで思い出して。。
(映画の方はほんと極端すぎるし、なんか敬愛するお二人をたとえるのもちょっとはばかってはいたのだけど、染太郎さんのはなしをきいてあの映画への理解がちょっとすすんだような気もしたのだった。。)

どつかれてアンダルシア(仮) [DVD]

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↑この書き込みに対してmikaちゃんがコメントをくれる。

染太郎さんの死、私もとても寂しく思っていたのです。
お正月になると「例によって」という感じで登場されるお二人を、「またコレか」という目で見る人もいるだろうけど、私は古典芸能(それも歌舞伎と可能とかの高尚なモノよりは紙切りとか曲芸みたいな寄席のノリの)が大好き。
メジャーでないところで継承し続けられる「芸」とか「芸人魂」に惹かれてしまうんですよねぇ。
立派な役者と違って、寄席芸人の場合、表での軽妙さ・バカバカしさの裏にある厳しさって、くみ取ってもらえないような気がする。。。落研時代に寄席でみて大好きだった色ものさんとか、テレビに出てない人もいっぱいいたから、訃報すら報道されないんだろうなー、寂しいなー、といろいろ考えてしまったのでした。