超能力者 ユリ・ゲラー

ユリ・ゲラーの子供のころのエピソードのところは、ケン・ラッセルっぽい凝った映像あり。ケン・ラッセルが歌舞伎の舞台を手掛けたら面白かっただろうなあと思ったりする。

青年になったユリ・ゲラーのエピソードは、青春もの風。今までみてきた「惑星」*1や「アルタード・ステイツ」*2なども思い浮かび、科学とか宇宙とかケン・ラッセル好きだったなあ、ケン・ラッセルらしい映画ではあるなあ。。また映像を貼った学校のシーンなど何か上から押し付けるものへの反撥というのもケン・ラッセル作品の特徴だなと感じる。

これをみたひとつのきっかけはテレンス・スタンプ。ユリのことを調査する科学者の役をまじめに演じている。

超能力者 ユリ・ゲラー(字幕) [VHS]

超能力者 ユリ・ゲラー(字幕) [VHS]

  • 発売日: 1996/08/02
  • メディア: VHS

東北

古本屋さんでみかけて買いたかったのについ節約してしまった東北の写真集があって、そのタイトルがわからなくなって今もどかしい思いをしている。手当たり次第に京都市図書館にある東北の写真集を借りたりしているのだけど、いまだあの本に巡り合ってない・・
この写真集に出会えたのは怪我の功名ともいえる。
木村伊兵衛写真賞受賞のこの写真集、その昔、都のヤワになってしまった人間をおそれさせたのはこういうポイントでは?と思うような土俗的でパワフルな東北の姿がここにある。(こちら参照)赤坂憲雄さんのあとがきもうれしい。「東北に去勢を施すなかれ」。まさにそういう感じの写真集だ。


東北 (田附勝写真集)

東北 (田附勝写真集)