超高速!参勤交代

七人の侍」や「十三人の刺客*1などの日本映画の名作の良さを現代人に受け入れやすいポピュラーな形で表現した映画のように思った。
東北の小藩が舞台になっているこの映画、今起きている事への申し立てを時代を変えて描く手法は、昔の歌舞伎などにも相通じるものがあるのではないだろうか。
家臣団それぞれに見せ場を用意しているところ好感を持った。
西村雅彦が演じていた家老が魅力的。ただのおっちょこちょいとかでなくて、ああいう系統の、一徹だけどそれゆえにおもしろいみたいな風味の役、好みだ。声もいいし。少しコミカル部分出しすぎギリギリかな・・というところもあったけれど持ち味だしな。

超高速! 参勤交代 [DVD]

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しばおっちゃん

「まめねこ」の作者が描いた家庭持ちの中年サラリーマンは柴犬化するというお話。ソフトバンクの犬のお父さんより冷遇されている感ありでなんだかかわいそうになってしまう。
ラインやtweetでしかコミュニュけーションがとれない新入社員の佐倉の姿みてるとなんかちょっとドキドキする。
作者のあとがきに、

近頃は
ゆとり、ゆとりと
若い子たちが
揶揄されていますが、
ふと
思い起こせば
自分の20代なんぞは
今のゆとり世代よりも
はるかにゆるかった!!

手書きで

むしろ今の子は我々世代よりしっかりした子が多いと思うのですよ

とあり、佐倉のモデルは自分だと書いておられたけれど、わたしも(って50代なんだから作者よりははるかに年上と思うが)最近の20代の子たちみて、自分より堅実でしっかりしていると思うこと多い。思い出すと情けなくなるほど浮ついていたように思うし、今だって十分地に足ついてない有様・・

しばおっちゃん

しばおっちゃん