絞死刑

「少年」(1969年)、「儀式」(1971年)、「夏の妹」(1972年)などと一緒に、日本映画チャンネルで特集放映されていたこの作品(1968年製作)、これらの映画をみると、どれも出てくる俳優さんが重なって、そして、熱く、その当時の日本の問題を表現しようとしていて、政治の時代の小劇団の小屋に来たような気分になる。wikipediaによると松竹に抗議して会社を飛び出してつくった「創造社」時代のものらしく、なるほどと思わされる。そして、wikipediaに書かれている大島監督のことを読んで、自分が生でよく知っているテレビによく出ておられた時代、自分が認識していたのよりもっと真剣にテレビを通してなにかをかえていきたい、訴えていきたい気持ちがあって、それにかりたてられ、時には表現がオーバーランしたりして、そのことをとりあげられたりしておられたのかなぁというような気になった。


絞死刑 [DVD]

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