まだらキンセンカにあらわれるガンマ線の影響

ポール・ニューマン監督作品。wowowの紹介では

家事や子供たちの養育など一切ほったらかしにして、ルーズで自堕落な生活を送る中年未亡人のビアトリス。

と書いてあり、ある程度そうなんだけど、最近のひどいネグレクトの話とかをきいていると、良妻賢母とは決していえないけれど、全否定せねばならない人間でなく、それなりにやることはやろうとしているけれど、なんだか空回りしている、ごく身近なタイプにみえる。。若い時の気持ちのままきてしまって、娘気分でやっている人って感じ。ほめられたものではないし、トラブルメーカーなところも十分あって、巻き込まれるのはしんどいが、自分の中にだって一部ある・・あの要素!ほんとこういうノリの人はよくみる。それを、ポール・ニューマン奥さんであるジョアン・ウッドワードという女優さんが丁寧に演じている。

娘二人(イーライ・ウォラックの娘とポール・ニューマンの娘とのこと)もしっかりリアリティを出している。特殊な話でなく、多くの人にあてはまる葛藤みたいなものを描いた作品だと思う。一回見始めたら目を離させない力を持っている作品。

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