小林信彦さんもコラムでほめておられて、公開当時から観たかったのだけど、京都で多分公開されなくて結局観るきっかけを失っていた「ステップフォード・ワイフ」。やっと観ることができた。キャリアウーマンだった
ニコール・キッドマンが、保守的な
アメリカの暮らしの中に放り込まれて・・というような話で、終始しゃれになるように、大げさでつくりものっぽくしてあるのだけど、前半のライフスタイルの違いによる違和感の描き方は真実をちゃんと突いていて、
アメリカらしい差異を描いているものの
アメリカだけでなくて日本でもこの感じってすごくあって、すごく楽しみながら観てしまった。
ニコール・キッドマンって、いろんなことをやらせたくなる女優さんなんだろうな・・ちょっと高慢のにおいのする役とかうまいし、その鼻っ柱をおられるような、みている方はすっとするような、みじめなシチュエーションもうまいし・・
ベット・ミドラーもすごくリアリティのある存在感でおはなしをより盛り上げていた。オープニングや、途
中流れるプロモーションビデオが50年代のパロディーという感じですごくよくでてきていた。思ったより軽い娯楽作品という感じのまとめかたの映画だったけれど、充分楽しめた。