茂庵の月釜

windshipさんがボードで

茂庵へ雨上がりの山道を、今出川通りから歩いて、毎月一回開催される月釜に行ってきました。

お茶室の釜が、風炉から、畳をきって埋め込まれる、炉に変わる11月は、
炉開きといわれて、お茶のお正月ともいわれているそうです。

しゅんしゅんとお湯のたぎる音、湯気、炭の香り、部屋のぬくもり、オーナーてひねりの茶碗など
どれもがごちそうで、にぎやかな車の通りからわずかで、別世界に入ったようでした。
去年は、この頃、紅葉が盛りだったそうですが、今年は少し早く
まだ、緑がほとんどでしたが、それでも、山は、ところどころ色づいて
大文字もきれいに見えて、雨上がりの美しさを見せていました。

なんにも持たず、てぶらでおじゃましたのですが、
黒もじも、懐紙も用意してくださり、
ただ、美しくとろけるようなお菓子と(松屋常盤の梢の錦というきんとんでした)
お茶をいただいてきました。

緊張感はあるけれど、くつろいだいいお席で、
和風喫茶でいただくお抹茶とはまた違うかなと思います。

もう一週間もすれば、見違えるような山の色になるのでしょうね。

お昼は、茂庵のカフェで、ランチをしました。
http://www.mo-an.com
ところで、一緒に行った友人も、カフェ・カリーニョのファンで
(彼女が連れて行った人たちはみんなトリコになったそうです)
最近、カリーニョでは、スープがメニューに加わったよ、という話を
おいしくてたっぷりの、茂庵の「豚肉とじゃがいものトマト煮込み」をいただきながらきいていました。
カリーニョで働いてられる方が、百万遍の手作り市で、
ブラジルコーヒーのお店をだしてはるよ、という情報に
負けずに(!)パンドラディの、朝日シネマ署名情報をぶつけたのでした。

真如堂や宗忠神社の紅葉、黒谷の銀杏、もう少しで
今年の短い秋の、ハイライトがやってきそうです。。。