にくいあんちくしょう 異端カリスマ列伝

著者の本橋信宏さんは、テリー伊藤の所属する小さな番組制作会社に身を置いたり、カルト雑誌を編集したり、村西とおるとAV制作にたずさわってみたり。。その中で北公次との出会いがあったり。。とにかく素顔はどういう人なのだろうと思わせるような異端カリスマのそばにいた人である。どれも著者自身がふれた人物像を深く描いているから対象への愛情も感じられるし、それでいて、観察は細かかったり鋭かったりする。書かれている対象も興味深いが、本橋さんの筆致もなかなかいい!と思った。

にくいあんちくしょう―異端カリスマ列伝 (ちくま文庫)

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