大奥 10

よしながさんの、フィクションを歴史に混ぜ込む、おとしまえのつけ方のうまさ!
永代橋の崩落の話、これは「大江戸りびんぐでっど」*1の時代なんだ!
田沼意次。。晩年の顔、私が歴史の教科書でみたことのある顔に近づいている感じ。

大奥 10 (ジェッツコミックス)

大奥 10 (ジェッツコミックス)

猿之助への軌跡展 

京都造形芸術大学で。紹介サイト
猿之助さん、こちらの春秋座の芸術監督に就任されていて、また、過去春秋座でのだしものも多いんだ。今度いってみたい。
義経千本桜・川連法眼館(通称・四ノ切)」の稽古から本番までを収めた45分のドキュメンタリーフィルム「KABUKU」よかった。ラストシーンでなぜか涙があふれてしまった。精進が伝わって胸をうった。たしか千本桜で猿之助さんが狐になっている舞台録画してあるのでちゃんとみよう。キツネってバレる前の微妙なキツネっぽさとかもおもしろい。

女中ッ子

中野翠さんの「ぺこぺこ映画日記」

ぺこぺこ映画日記―1993‐2002

ぺこぺこ映画日記―1993‐2002

を再読していたら、「東北を舞台にした郷愁映画ベスト3」にこの映画を入れておられ、私もちょうど田坂具隆監督のもの「五番町夕霧楼」*1をみてほかのもみたいと思っていたのでこれを借りてみた。
左幸子は土のにおいのするあたたかい女中さんの役、すごくぴったり。ふるさと秋田の情景もこの時代だからこその原風景が写っていてよかった。
ただ、ストーリーの根幹に、歌舞伎で時々みうけられる納得のいかないほどの自己犠牲というのがあって、歌舞伎の場合あまり気にならないのだけど、一応現代劇の形をしているからそれがちょっと気になってしまった。それを美しさとするというのはどうなんだろう・・というような・・それは作られた昭和30年と今の差なんだろうな。

女中ッ子 [VHS]

女中ッ子 [VHS]