ハゲタカ〜

新聞をみたら今アンコール放送していて、本日夜10時からもNHK総合で再放送があるらしい。(3話目らしい。)このドラマはわたしも友人からすすめられてみていた。大森南朋が清冽な存在感でよかった。NHKのビジネスものみたいなドラマって魅力を感じる。古くは山崎努の「ザ・商社」、そのあとは生瀬勝久の「カンパニー」。。「ハゲタカ」の制作ブログを読んでいたら、「カンパニー」と「ハゲタカ」は同じディレクターが関係しておられるらしい。。なるほど。あの雰囲気いい!

「ハゲタカ」は原作の方も読んだ。原作のほうは大森さんがやった役の主人公がなんか劇画的だった。読むのにおもしろくてもドラマの方がストイックでかっこいい。原作からのストーリーもあるけれど、原作の話をもとにドラマの方はかえてある。ただ内容的には原作のほうが深く掘り下げてある感じもあるし、どっちも楽しめる。

ハゲタカ DVD-BOX

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ザ・商社-全集- [DVD]

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ハゲタカ(上) (講談社文庫)

ハゲタカ(上) (講談社文庫)

「ハゲタカ」の話をしていたら似たような傾向の本で「カラ売り屋」という本も教えてもらった。世の中の知らなかったお金の動き(地方への補助金、途上国への融資などなど)が小説になったもの。「ハゲタカ」と重なる話も出てくる。ところどころ専門用語がわかりにくいところもあったが、専門用語をわかりやすいストーリーにいれてすすめていってる話なので、専門用語がなかったらダメだろうな。著者ははじめ真山さんとごっちゃになって新聞記者出身かと思ったら都市銀行出身。かなりご自分の経験をもとに書かれていてリアルな感じ。

カラ売り屋 (講談社BIZ)

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フィラデルフィア美術館展 印象派と20世紀の美術

中学生の息子の宿題が「美術館へ行こう」ということで、京都市内の小中学生は土、日無料だったので、12日に一緒に行った。わたしはどうも年代の古すぎる絵はピンとこないのだけど、今回印象派と20世紀の美術ということで、かなり楽しめた。ポスターや絵葉書になっている有名な絵もたくさんきていたが、実物の迫力といったら全然違う。
心にのこったのはピカソ「三人の音楽師」(すばらしい色使い!かっこいい!)、パウル・クレー「魚の魔術」(幼ない時大好きだったクレヨンで色をいっぱいつけた上から黒い絵の具をぬってあとで、ペンでかきだすような技法。なんてかわいらしいんだ!)ゴッホゴーギャンマチスのもの。絵画の流れがわかるように展示してあるし、それぞれの作家にまつわるエピソードなどもおもしろく記され、知識のないものにもわかりやすい工夫された展覧会だった。