甦る蒸気機関車

岩波鉄道名作集の紹介ページより

最盛期には1115両もの車両が日本国中を駆け巡ったD51。惜しまれつつも、昭和50年頃を境に国鉄(現JR路線)からその姿を消していった、その幻の勇士が復活した歴史的な一日を記録した貴重な記録です。

1991年製作。高林陽一総監督。

この夏、喜多方駅で、「SLばんえつ物語号」をみかけ、三國連太郎が機関士を演じた「大いなる旅路」*1なども思い出し、汽笛に胸が熱くなっていたのだけど、機関車というのは何か人の心をつかむものがあるなあ。「機関車トーマス」ばりに、動かしている人々は点景。(一応細かい仕事の流れの説明はあるが)。
最後の解説文のところで、D51の最後の所属が新津機関区となっていたけれど、その所属といういい方にまた擬人化みたいなものも感じる。また新津もこの夏寄って、機関車全盛時代にどれだけ栄えていたかということを家人からきかされ、鉄道博物館にもでかけたもので、気持ちも一入だった。