阿賀に生きる

阿賀野川川筋に暮らす老夫婦、舟大工、餅つき名人などごく普通の人の姿をそこで3年も一緒に時間を過ごし信頼関係を作りながら撮っていった作品。新潟水俣病の影響を受けている場所で、訴訟の話も出てくるのだけど、表面きっての訴訟映画とか公害を訴える映画という形でなく、普通の人々の暮らしの中にやってきた新潟水俣病というスタンスが余計にごく自然にその問題の本質に触れさせてくれている感じだ。