ちょうど今香川照之の「鬼が来た!」の撮影日記を読んでいて、時期的にも重なるもんで、はじまりの、侍従たちに天皇がかしづかれているシーンですごい緊張感や、かなしさをおぼえたし、ピンとはった感じは最後まであるのだけど、こんなにユーモラスでいいの?って思うくらいの部分もすごくあって、ユニークな作品だった。
イッセーさんの舞台をみにいくと、いろんな人物が舞台にでてきて、くせがあってわらっちゃうような人でも、その人の人生を愛するような気分になるところがあって、この映画でも、いろいろな細かい描写が本当に愛すべき感じで、じわっとなにかが残る。
映画館で自然と笑いが起きたチョコレートのシーン、何度も思い出してしまう。すごくよかった。品があって。
佐野史郎の侍従長 ヘンなくせがなくて本当にすばらしい!役者が前にでてこない感じがいい!あと好きだったのはGHQの通訳者の日本語!すごくキュートである。(と、感嘆したのですが、あとでパンフをよく読んだらあの部分も佐野史郎の吹き替えだったみたいで・・佐野さんの仕事振り改めてすばらしい!)
- 出版社/メーカー: クロックワークス
- 発売日: 2007/03/23
- メディア: DVD
- 購入: 2人 クリック: 91回
- この商品を含むブログ (222件) を見る
- 作者: 香川照之
- 出版社/メーカー: キネマ旬報社
- 発売日: 2002/04/26
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 65回
- この商品を含むブログ (21件) を見る