ベルナルド・ベルトルッチの処女作。ローマの公園で娼婦の死体が発見され、殺害推定時刻にそのあたりにいた青年たちの取り調べで話が進んでいく。じっとみていたら、それぞれの証言がかみあう場面もでてくるのだが、はじめは、それぞれの話がどうつながっているのかわかりにくく次々と人が出てくるのを緊張しながら見た。それぞれの人生模様を味わえばいいらしいとわかったら、さりげないつながりがくどくどしくなく洗練されているように思われる。非情な男とたくましい女の物語のバックにかかっているタンゴの使い方とかになんともいえない魅力、ベルトルッチっぽさを感じる。
![殺し [VHS] 殺し [VHS]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51JjPjgoHoL._SL160_.jpg)
- 出版社/メーカー: アイ・ヴィ・シー
- 発売日: 1998/02/10
- メディア: VHS
- この商品を含むブログ (1件) を見る