いのち・ぼうにふろう

三谷幸喜氏がコラムで言及しておられることがあり、また小林正樹監督の作品を最近ぽつぽつみはじめているので、鑑賞。タイトルロールからしてすごくスタイリッシュ。時代劇なんだけど現代に訴えかける反骨精神と緊張感。御用提灯が並んでいる川べりの図、最後の仲代さんの大写しなどにシャープな映像美を感じる。
佐藤慶氏が、爽やかな役をされており、珍しいような気がした。岸田森氏も光っていた。
神山繁氏が冷静な同心役をしておられたが、最近つくづく感じるのだけど神山氏は知性派の役回りがぴったりはまるなあ。この映画では、ダークなところのある敵役であったが。。
いつも通り、個性派脇役に惹かれる自分には草野大悟氏が気になって仕方なかったし、草野氏のような、ヒーロー的でない役回りの人の活躍は胸が熱くなる。