浮き雲

いつものように大変な目にあう主人公たち。でも、見ていてしんどくない。
ヒロインが、すごく我慢強くて頼りになる感じなんだけど、アキ・カウリスマキ監督の発言として「映画は一日の仕事に疲れた人がみる楽しみとしてつくっていきたい」というようなことが書かれていたことを思い出したりする。
フィンランドの街の風景もすてき。胸に焼きつくラストシーン!

音楽もよく、気持ちが入り込み、なぜだか泣き出したいような気分に。
(それが変に盛り上げられてとかでは決してないところがいい。あくまでもなぜだか、こっちの気持ちがもっていかれるのがとっても心地よかった。。)
しばらく余韻を味わいたいという気分。
最後に「マッティ・ペロンパーに捧ぐ」という文字がでて。。亡くなった盟友への思いがまた!
部屋の色遣いとかもすごくよかったなぁ。。
しばらくはあの世界に漂っていたい。。。

真夜中の虹/浮き雲 [DVD]

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