ザ・ミッション 非情の掟

 

香港映画探求の続き。こちらもふや町映画タウンのオススメ☆☆で、先日ぱらぱらっと読み返した小林信彦氏の「コラムの逆襲」(2002 新潮社)でも褒めてあり観ることに。(ジョニー・トー監督 1999)

 

 

レストランオーナーの銃撃事件をきっかけに護衛に雇われた五人を描いた映画で、どうやら銃撃シーンのスタイリッシュさでも有名な作品らしいが、もちろんそうなんだが、彼ら及び警護される人間の描写がかっこいい一辺倒でなく人間くさい面白みがあり、「レザボア・ドッグス*1的な魅力がある。でもあくまでも冗長ではない説明ですごく簡潔な表現、にやりとさせられるし、うまい。

香港のジャスコでのシーンがかっこよく撮られていることなどでも有名な映画のよう。

前述の「コラムの逆襲」には、

ぼくは香港の役者さんの顔を知らないので、若い男たちの区別がつかない。一人、宍戸錠みたいな顔(頬が垂れている)の中年男だけは区別がつく。

 

って、私もそんな感じ。多分、それはアンソニー・ウォン

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まあ他の四人もそれぞれ特徴を出してあり、名前はわからなくてもごちゃごちゃになることはなかったが。

アンソニー・ウォンのことを調べると、チャウ・シンチーやン・マンタ目当てで楽しんだ「魔界ドラゴンファイター」(1993)*2にも出ておられたらしい。

 

しかも同じくジョニー・トー監督。ふや町映画タウンのおすすめでもある。二年前も十分楽しんだが、今観たらさらに楽しめそう。