いい話っぽいこういうジャケットに抵抗があるのに、レンタル時や、再生時に色々間違って鑑賞・・ところが、決して悪くなかった。
エディ・デューチンという実在のピアニストを描いた物語、このジャケットから想像するものよりずっと苦味を表現していて状況は違えど「クレイマー・クレイマー」のダスティン・ホフマン的な悩みも結構切実に主人公を襲ったり、人生って残酷だとしょっぱなはものすごく向日的な主人公*1につぶやかすのに足りる不穏さに溢れている。
映画に見せる力があり、省略も上手で退屈せずに最後まで完走。戦地での彼に転機をもたらすシーン、とても心に残る。(ミンダナオ島に向かったと思うが、おみやげで買ってきたものは日本製のものが多かった。)