ゴーストバスターズ

 

84年にテーマ音楽とともにべらぼうにヒットしたこの作品、無縁なままここまでで来てしまった。先日も78年の「蛇拳」「酔拳」をようやっと観、老師匠のとぼけたかっこよさに惚れ惚れ、楽しいものはタイミングなんて気にせず楽しめばいいと思ったところなんたが、こちらは今また監督の息子さんにより21世紀版が公開されていたり、監督がついこの間亡くなられ追悼のtweetなどを読むにつけ今が観るべき時だという気持ちか高まり観てみた。観る前から妙にかわいいゴースト退治会社のロゴマークは知っていたのだが、そういうことだったのかという面白さ。

主人公ビル・マーレイがほんといい加減で仕事の仕方も人の使い方も雑で、難ありなヤツなんだけど妙にテンポが良く楽しく観られる。ラスト様々なNYの市民の姿が映るのに妙に心を動かされる。建前か知らないが、NYの良さのイメージが画になっているような。80年代前後の映画によくあるアホみたいなんだけどいい夢見させてくれるこういう空気好き。シガニー・ウィーバーも楽しそうにばかばかしいコメディを演じ切っている。というか、こういう種類のものの出演が重なっている印象も。

蛇拳」「酔拳」そしてこの映画、すべて「ふや町映画タウンおすすめベスト1000」の作品だ。