「世にも奇妙な物語」風の・・

フジテレビで放映する「世にも奇妙な物語」風のドラマが割合好きで、 そういうテイストのものをすすんで借りてしまう。

 

本家本元のTVシリーズの「新トワイライト・ゾーン」も、ふや町映画タウンでは、 W・クレイヴンやW・フリードキンなどめぼしい監督のものが入っているものを見つけては入荷されているよう。1,2,6巻があるので借りてみた。

 

『新トワイライト・ゾーン①』
THE TWILIGHT ZONE
No.5875
動揺日 (1985) W・クレイヴン,22m.
静かなひととき (1985) クレイヴン,24m.
言葉あそび (1985) クレイヴン,17m.
夢売ります (1985) トミー・リー・ウォレス,9m.
カメレオン (1985) クレイヴン,20m.

 

『新トワイライト・ゾーン②』
THE TWILIGHT ZONE
No.5876
帰還兵 (1985) W・フリードキン,20m.
影男 (1985) J・ダンテ,19m.
解禁日 (1985) J・ミリアス,22m.

 

『新トワイライト・ゾーン⑥』
THE TWILIGHT ZONE
No.5877
燈台 (1985) G・オズワルド,19m.
時空を超えて (1985) ドン・ダナウェイ,27m.
さまよえる魂 (1985) W・クレイヴン,39m.
悪魔の方程式 (1985) ケン・ギルバート,8m.

 

 色々な監督が担当しているテレビシリーズの「コンバット」*1ロバート・アルトマン監督のものは光っているのだけど、こちらもふや町映画タウンおすすめの W・クレイヴン監督のが特別面白く感じられた。その中でも最初の方に入っていたせいかとても印象に残っているのが、新語に中年男性が振り回される「言葉あそび」、面白がらせようなんて思ってもいないような真剣な困惑ぶりがとても良い。

 

f:id:ponyman:20210828110222j:plain「動揺日 」(1985)では若くて今と印象の違うブルース・ウィリスが。

担当監督によってハートウォーミングに力が入っているもの、結構メッセージ性の強いもの(フリードキンの「帰還兵」はずっと緊張感のある画面でそんな感じがした)など味わいが違っていてアソート的に楽しめる。

 

もう一本借りてきたのは「実相寺昭雄の不思議館1」

 総監修は実相寺昭雄となっており、「世にも~」のタモリのような「夢先案内人」に寺田農

各話をみていくと、

第一話 「かぐや姫大木淳吉監督

ビデオジャケットには「人気AV女優『仙葉由季がかぐや姫の生まれ変わりをHタップリに体当たり演技!」って。。えらい触れ込み。確かに、必要以上の露出があった。エロスの表現って、SFの侵略者とかと同じで人間の頭で想像させるのが一番であってみせてしまったらそれだけなんだけどな。

 

第二話 「床屋」池谷仙克監督

池谷監督は、解説によると「夢二」を手がけた映画美術界の大御所とのこと。「床屋」っていうのは無防備な人間に刃物をもって対応する結構不気味な場所、という感覚はよくわかるし、それをとても薄暗い雰囲気で撮ってある。大杉漣氏が無精髭をあたられる妻に去られたインテリ役。

 

第三話 「受胎告知」実相寺昭雄監督

これが一番面白かった。最終的には宇宙人侵略もので、種の保存のため地球人の子宮を利用とか、なんか好きなように脚本作ってないか、という感じだが(脚本も実相寺昭雄氏)主人公の若き主婦役の加賀恵子のアパートの日常がとても丁寧に描いてあって好感が持てる。そのすぐ隣に裂け目はあるかも・・という描き方は面白い。

 

購読させてもらっているブログ「私の中の見えない炎」にも、このことが書かれていたのでリンクを貼らせてもらう。こちらにも書かれているが、豊川悦司佐野史郎の登場も楽しめた。

ayamekareihikagami.hateblo.jp