先日NHKで放映していて途中少しだけ観たらもう惹き込まれて。改めて最初から鑑賞。
観始めて小松政夫さんのことをtwitterで褒めておられる方がいらしたなあと思い出す。小松さん、本当に素晴らしい佇まい。
彼岸とのやりとりが描かれちょうど最近身内が亡くなった自分には身近に感じられる。あの世にいった人、あるいは、行方不明者というのは会えたらどう声をかけようかとか一番意識するところだけど、そこから. 生きていて交流しようと思えばすぐできる相手との関係に思いを馳せさせられる。
無駄なものがないと思われる寡黙だけど意味の感じられるシーンの積み重ね。登場人物みな静かな芝居をしていてこちらに染み込む感じ。
小松さん演じる新聞販売店店主が切り絵をするのだが、私は「かくも長き不在」の中で出てくる切り絵に思いを馳せた。