ブルース・ダーンつながりの2本

昨年末観た「ヒッチコックのファミリー・プロット*1ブルース・ダーンのいかがわしくも愉快な熱演が楽しく、他の出演作も追ってみた。

 

 まずは「夕陽に立つ保安官」(69年)

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ビデオパッケージがこの映画の雰囲気をとても表している。一通り西部劇の時代を経た後の二次創作的コミカル路線。

ブルース・ダーンは無法者ダンビー一家のばか息子の役で、力の抜けた感じ、間が抜けているけれど本流とは違うところに身を置いている雰囲気がとても良い。ニコラス・ケイジとかエリオット・グールドとか、そういう系譜の香りを感じる。

ブルース・ダーンの父親や町の人たちは1940年代や50年代に作られた西部劇に必ずや登場した面々らしい。ウォルター・ブレナンジャック・イーラム、ハリー・モーガン・・。みんなとぼけた味でいい感じ。元の作品も観たいな。

ふや町映画タウンおすすめ ☆ (ちょっとオススメ!)

 

そして、「ブラック・サンデー」(1977) 

 

ブラック・サンデー (字幕版)

ブラック・サンデー (字幕版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video
 

 

こちらは、ふや町映画タウン おすすめ☆☆(けっこう、オススメ!!)

スーパー・アクション巨編と銘打たれ、アラブゲリラだとかイスラエル特務機関だとか、あらすじを読んでいるとついていけるか不安になったのだが、その分野に全くもって疎く、アクションに関心のない自分にもすごく面白く観れる力量。複雑な話をテキパキとわかりやすくみせる。ブルース・ダーンはゲリラ側につく元退役軍人パイロットだが、その経験ゆえの技術力とやるせない魂をうまく表現している。そして対する少佐、ロバート・ショー。対テロリストの仕事っぷりが魅せる。なんというか、政治ショーなどをいまいましく思いつつ粛々と任務を遂行するところがストイックだし、見せ場のアクションもどこからスタントだか、特撮だか知らないがとにかく凄く、もうハラハラのし通し。迫力のある画作り。この分野好きでもない自分がこれだけ集中できるというのはほんとに大した作品だと思う。セミドキュメンタリーっぽい撮り方、幕切れもシャープで素晴らしかった。