ジョゼフ・フォン・スタンバーグ監督とマレーネ・ディートリッヒのコンビの第三作目とのこと。(1931年)
ディートリッヒの映画、「情婦」*1や「ニュールンベルグ裁判」*2など50年代終わりから60年代初めの映画を先にみていたもので、まず貫禄を感じていたが、スタートはこういう感じだったのだな。もちろんこの映画でもすごい迫力である。でも、男性将校への近づき方とか手練手管がナチュラルで見ものであった。
ストーリーは、任務か恋かみたいな展開でちょっともったいない感じもしたが、あれでよかったんだな。正しさだけの人生なんてという耽美を凝った美しい映像とともに届ける映画なんだから。