渥美清の国鉄もの。「喜劇 急行列車」*1「喜劇 団体列車」*2に続く三作目のようだが、他の二作品に比べ鉄道員としての色彩が薄かった。新宿のフーテン族の描写がかなり出てくる。昭和43年というのはそういう時代なのかな・・小松政夫さんがフーテン青年、渥美清氏がたまり場に潜入・・というようなストーリー。
最近大注目している西村晃氏が、渥美氏の上司で渥美氏に巻き込まれてのコミカル演技は嬉しい。
あと渥美氏の妻役、中村玉緒氏がとても可愛い。
ただ渥美氏のおもしろさでいうとこの映画は定型的なギャグでまとめているようで、「喜劇 女は度胸」*3などの方が思い切りよく大笑いしたな。