冒険者たち

 

冒険者たち [DVD]

冒険者たち [DVD]

  • 発売日: 2011/12/09
  • メディア: DVD
 

みたのはVHS版。

京都にレティシア書房という品揃えのよい本屋さんがあり大好きなのだけど、映画好きのひとにその話をすると、「レティシアといえば『冒険者たち』のヒロイン」という返答をきくことしばしば。なので、遅れ馳せながら観てみた。

冒険というものとほど遠い生活をしており、メカニックや飛行機乗り、海底に沈んだお宝などの要素も普段の自分の暮らしからかけ離れているため、はじめは傍観者的に観始めたのだけど、中盤から、一見無関係と思う生活をしている自分にも同感するところが大いにあり、最後にはメッセージを受け取った。人生は未完で終わったりするものだ、しかしだからこそロマンを持て、生き方、金の使い方を考えよ、ということを。そして自分の中で愛すべき映画という位置づけになった。レティシアのいとこの使い方なんかも良かった。

レティシアを巡る二人の男性がリノ・ヴァンチュラアラン・ドロン。(羨ましいほど信頼しあってる友人。)リノの方は当初おっさんって感じで対象外では?みたいな気持ちで見始めるんだけど途中から、たのもしさ、安定感にすごい魅力を感じる。中年の魅力というもの、確かにあるなあ。

聞き覚えのあるテーマ曲も素晴らしい。(途中からの口笛みたいな部分)

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