グレン・ミラー物語

 

グレン・ミラー物語(字幕版)

グレン・ミラー物語(字幕版)

  • メディア: Prime Video
 

 グレン・ミラーの音楽をきいていると、ウディ・アレンの映画を思い出す。

「ムーンライト・セレナーデ」とか、もうウディ・アレンの映像と語り口がぱっと頭に浮かぶ感じだけど、調べたら「スターダスト・メモリー」で使われていたよう。

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あとは「イン・ザ・ムード」が「ラジオ・ディズ」で使われていたよう・・

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こちらの「Sunrise Serenade」は「スコルピオンの恋まじない」で使われていたらしいが、なんとなく思い浮かぶのだけど、ちょっと記憶が薄い。

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「イン・ザ・ムード」をきくと、よく日本の戦後を描くドラマなんかで、進駐軍にすぐなじんで日本がアメリカ大好きみたいになってしまったような情景と結びついてしまう。

映画の中でもグレン・ミラーが志願して軍の楽団に入るところが描かれており、パリ解放のシーンなども出てくるけれど、アメリカにとって第二次世界大戦というのは、特にヨーロッパからの移民の多かったハリウッド的には正義のために立ち上がるという色彩が強かったのだなととても感じるし、それはひょっとすると日本の戦後の空気とも関係があるのではないかと思えた。グレン・ミラーというのは編曲が秀でていたようだが、将軍の前の閲兵式の時の編曲のエピソードなど、こんなしゃれた感じで兵隊たちを鼓舞するという発想自体、精神的に全然違うなあとも思えた。

映画に戻ると、グレン・ミラーってほんと突拍子もなくて、奥さんの尽力でなんとかかんとかいろんなことが軌道に乗った感じがある。奥さんとの関係で「茶色の小瓶」のエピソードが描かれるのだけど、これからあの曲をきいたらグレン・ミラー夫妻を思い出すだろうな・・

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途中ルイ・アームストロングが本人役で出てくるところも贅沢だし、ラストがクリスマスというのも心に残る。

そうそう、「Chattanooga Choo Choo」も映画の中で出てきてこれはこれでよいのだけど、私はあの曲細野晴臣でなじんでいたので細野バージョンが一番好きだなあ。

 

☆2020/5/9 fiorentinaxさんがコメントを下さる。コメントの位置がずれたのでここに載せなおし。

だいぶ前に私も見ました。大学生の頃、グレン・ミラーオーケストラが好きで、LPを買ってよく聴いていました。ウッディ・アレンの映画によくグレン・ミラーが使われていますよね。YouTubeの音楽のアップ、ありがたいです。なつかしいな。ウッディ・アレンのちょっと理屈っぽい映画にもスッと入って行けて、ウッディ・アレンの大ファンになったのもグレン・ミラーの曲を使ってるからかもなー、と気付かされました。 ルイ・アームストロングも大好きで、レコードたくさん買ってました。映画の中に出てくるんですよね! 知らずに見て、歓喜したのを覚えてます。当時のレンタルビデオで、そのシーンを何度も巻き戻して見たことを思い出します。